いろいろな幼児体験―原体験をたくさん積ませたい
幼児期のいろいろの体験をたくさん積むことがとても大切です。この体験の事を原体験とも言い、この体験を源として、その後の様々な体験が積み重ねられ、広がり、広く深いものになり、感性や知識、智恵となり人間性豊かな人を作ることになろうかと思います。こういう人を育てるためには人間としての基礎基盤、土台、木で言えば根っこの部分を、何度も何度も繰り返し、手足をつかって脳に刻みこむように体得させ、しっかりと育てることが大切です。 子どもたちがこういうようになってもらうためにはいくつかのことを身につけていかねばなりません。
一つ 体がある程度自由に敏捷に動かすことができることでしょうか。
少子化が進み兄弟も少なく、かつてのように、となり近所にもほとんど子どもが見当たらなくなりました。そのため遊びが少なく、体を動かしていろいろな遊びをすることもできず、歩くこと、走ること、跳ぶことといった子どもとして最も基本的な「動く」ことや、上下の友達とコミュニケーションをとって、いろいろな遊びを覚え行うということもできなくなってしまった子どもが多くなりました。これらをまず、身につけてもらうために、体育遊びー体育ローテーションをしたり、自由遊びや群れ遊びでいろいろな遊びを体得していきます。
二つ目は、お話を静かに聞ける良い耳を育てることです。
最近の小学校一年生は静かに机に座って授業を受けることができない子が増えています。教室の中を歩き回ったり、廊下に出ていってしまったり、ひどい子は校庭へ行ってしまい学級が崩壊してしまうことも少なくありません。これは幼稚園、保育園で好きなことを自由に好きなだけやってよいという保育を受けた子どもたちに多いようです。さて、静かに、お話を聞ける良い耳を持つためには、立腰をしたり、腹式呼吸したり、音楽日課、文章日課体育ローテーション、いろいろな遊びを通して集中力、持続力、もののけじめ、意欲、我慢強さを育てて行きます。
三つ目はどんなことにも意欲的に好奇心満々で取組むことができるようにすることです。子どもたちの意欲―やる気を育てるのに一番効果的な方法は、何事に対しても喜んでやっている友達の姿を見せてあげることです。子ども達は、ああなりたい、こうなりたいと常に高い向上心を持って生活しています。このやる気に火をつけてあげることです。「良い集団」を作ることです。「良い集団」は、「良い個」を育てることができます。子どもは好奇心の固まりです。いろいろな出会い―昆虫や動植物、自然現象、人間関係等々を大切にすることです。
そのためには上述した体育ローテーション、日課活動、立腰教育、畑活動を含む野外活動、掃除、料理、絵画製作、酒井式描画法等々があります。
四つ目は基本的生活習慣―睡眠、食事、排泄、清潔、衣服の着脱、安全、休息等の習慣を体で覚えこんでいくことです。
そして本園で最も大事にしている四つの習得目標です。
一つ 常に腰骨を立てる
一つ あいさつは自分から先にする。
一つ 返事は「ハイ」とはっきりする
一つ はきものはそろえる、椅子は入れる。
これは著名な教育哲学者である森信三先生が提唱された立腰教育と躾の三原則を合わせて四つの習得目標としたものです。
これこそ人間の基礎基盤土台を作るものです。集団のしつけとして、まず、教師が手本を示していきます。
以上四つのことを保育者、幼稚園はしっかり身につけられるように環境を整えることが大切です。それには毎日毎日繰り返し―できれば、小さな変化のある繰り返しを行い、何でも小さい事で良い、出来るようにしてあげ、そしてほめ、認め、励ましてあげることによって嫌いなことでも徐々にですが子どもたちは体得していくことができるものです。このようにして、より多くの原体験を白鳥っ子は積み上げて行きます。
本園で特に気をつけていることは人間としての資質等を獲得していく上で最も大切な時期という意味で臨界期と言う言葉があります。感受性、適時期、敏感期とも言いますが、臨界期があるものとして、見る視覚、聞く聴覚、触る触角、嗅ぐ臭覚、飲む、食べる味覚の五感、ことば、運動、音感、美的感覚、コミュニケーション能力、社会性、数の概念等々、躾などがあります。本園では、この臨界期を意識して今育つものは今育てるということをモットーに保育教育を行っていきます。
幼児期のいろいろの体験をたくさん積むことがとても大切です。この体験の事を原体験とも言い、この体験を源として、その後の様々な体験が積み重ねられ、広がり、広く深いものになり、感性や知識、智恵となり人間性豊かな人を作ることになろうかと思います。こういう人を育てるためには人間としての基礎基盤、土台、木で言えば根っこの部分を、何度も何度も繰り返し、手足をつかって脳に刻みこむように体得させ、しっかりと育てることが大切です。 子どもたちがこういうようになってもらうためにはいくつかのことを身につけていかねばなりません。
一つ 体がある程度自由に敏捷に動かすことができることでしょうか。
少子化が進み兄弟も少なく、かつてのように、となり近所にもほとんど子どもが見当たらなくなりました。そのため遊びが少なく、体を動かしていろいろな遊びをすることもできず、歩くこと、走ること、跳ぶことといった子どもとして最も基本的な「動く」ことや、上下の友達とコミュニケーションをとって、いろいろな遊びを覚え行うということもできなくなってしまった子どもが多くなりました。これらをまず、身につけてもらうために、体育遊びー体育ローテーションをしたり、自由遊びや群れ遊びでいろいろな遊びを体得していきます。
二つ目は、お話を静かに聞ける良い耳を育てることです。
最近の小学校一年生は静かに机に座って授業を受けることができない子が増えています。教室の中を歩き回ったり、廊下に出ていってしまったり、ひどい子は校庭へ行ってしまい学級が崩壊してしまうことも少なくありません。これは幼稚園、保育園で好きなことを自由に好きなだけやってよいという保育を受けた子どもたちに多いようです。さて、静かに、お話を聞ける良い耳を持つためには、立腰をしたり、腹式呼吸したり、音楽日課、文章日課体育ローテーション、いろいろな遊びを通して集中力、持続力、もののけじめ、意欲、我慢強さを育てて行きます。
三つ目はどんなことにも意欲的に好奇心満々で取組むことができるようにすることです。子どもたちの意欲―やる気を育てるのに一番効果的な方法は、何事に対しても喜んでやっている友達の姿を見せてあげることです。子ども達は、ああなりたい、こうなりたいと常に高い向上心を持って生活しています。このやる気に火をつけてあげることです。「良い集団」を作ることです。「良い集団」は、「良い個」を育てることができます。子どもは好奇心の固まりです。いろいろな出会い―昆虫や動植物、自然現象、人間関係等々を大切にすることです。
そのためには上述した体育ローテーション、日課活動、立腰教育、畑活動を含む野外活動、掃除、料理、絵画製作、酒井式描画法等々があります。
四つ目は基本的生活習慣―睡眠、食事、排泄、清潔、衣服の着脱、安全、休息等の習慣を体で覚えこんでいくことです。
そして本園で最も大事にしている四つの習得目標です。
一つ 常に腰骨を立てる
一つ あいさつは自分から先にする。
一つ 返事は「ハイ」とはっきりする
一つ はきものはそろえる、椅子は入れる。
これは著名な教育哲学者である森信三先生が提唱された立腰教育と躾の三原則を合わせて四つの習得目標としたものです。
これこそ人間の基礎基盤土台を作るものです。集団のしつけとして、まず、教師が手本を示していきます。
以上四つのことを保育者、幼稚園はしっかり身につけられるように環境を整えることが大切です。それには毎日毎日繰り返し―できれば、小さな変化のある繰り返しを行い、何でも小さい事で良い、出来るようにしてあげ、そしてほめ、認め、励ましてあげることによって嫌いなことでも徐々にですが子どもたちは体得していくことができるものです。このようにして、より多くの原体験を白鳥っ子は積み上げて行きます。
本園で特に気をつけていることは人間としての資質等を獲得していく上で最も大切な時期という意味で臨界期と言う言葉があります。感受性、適時期、敏感期とも言いますが、臨界期があるものとして、見る視覚、聞く聴覚、触る触角、嗅ぐ臭覚、飲む、食べる味覚の五感、ことば、運動、音感、美的感覚、コミュニケーション能力、社会性、数の概念等々、躾などがあります。本園では、この臨界期を意識して今育つものは今育てるということをモットーに保育教育を行っていきます。
ゆたかな心 たくましい体 誰とも仲よしかしこい子 我慢できる子 がんばりぬく子
人間は大脳を発達させることで飛躍的に進化を遂げることができましたが、大脳は未成熟なまま生まれ、誕生後に成長・発達を繰り返し、機能的にも完成に向かいます。子ども達が成長のために生来持っている欲求として、動きたい(運動欲求…体)、仲間と一緒に群れ交わりたい(集団欲求…情)、知り学びたい(知的探求欲求…知)の3つがあります。この3つの欲求をバランスよく満たす環境を作り出すと、子ども達は自然と健全な成長を遂げ、豊かな人間性の基礎基盤を養っていきます大脳は8歳までに90%が発達するといわれ、幼児期に与える環境(教育)がその後の子ども達の成長に大きな影響を与えます。「三つ子の魂百まで」という昔から伝わる格言は大脳の発達という観点から見ても、正しいといえるでしょう。白鳥幼稚園は総合幼児教育研究会の加盟園であり、子ども達の健全な成長に必要な環境を作るために大脳生理学に基づいた臨界期を意識した教育に取り組んでいます。